日本橋浜町にあるジャンゴさん。シェフは川本宗一郎さんです。子どもの頃にパリで暮らしていた時に食べていたバゲットの味を自分で作りたいという思いでパンの世界に飛び込んだそう。ジャンゴさんの人気パンの1つに、クロワッサンがあります。食べた瞬間に一気に広がるバターの香りと小麦粉の旨味、発酵の香り。何十層にもなった生地は、噛みしめるごとにジューシーさを含んだしっとり感があり、あっという間に虜になります。野菜のちからでもリピーター続出のクロワッサンです。
「フリュイルージュとクリームチーズ」、「マンゴーとクリームチーズ」などの季節のパンは、姉妹店「チーズのこえ」で取り扱っている川瀬チーズ工房さん（北海道長万部町）のクリームチーズを使った野菜のちから限定パンです！

千葉県松戸市の住宅街にあるツォップさん。ドイツ語で、「Zopf」＝編み込みパンの名前です。店長の伊原靖友さんは、色々なパンが編みこまれたようなパン屋にしたくてこの名前をつけたそうです。
毎年たくさんのパン職人を志す若者が、ここで修行をし、経験を積んで羽ばたいていきます。野菜のちからでもおなじみ、HIGU BAGEL&CAFEの樋口さん、パーラー江古田の原田さんもZopfさんでたくさんの経験を積まれたそうです。
「ヨーグルトライ」や「グラハムブレッド」など食事にあわせやすいシンプルなパンから、デザートのように食べられるフルーツがたっぷり載ったデニッシュや、小腹がすいた時にちょうどいいサイズのプチあんぱんなどバリエーション豊かなラインナップです。

西日暮里駅から徒歩5分、大通りから少し脇道に入ったところにあるイアナックさん。朝から地元の人たちなどでひっきりなしに店内は賑わう大人気のパン屋さんです。シェフは金井孝幸さん。店名の【ianak】を反対から読むと【kanai】となり、金井さんのパン屋さんというわけです。そんな遊び心のある店名と同じく、金井さんの作るパンには、遊び心たっぷりなパンがたくさんあります。
「ライナッツ」はドライフルーツとナッツが入った食べ応えのあるハード系パン。中身は、クランベリー、レーズン、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ！酸味・甘味・旨味が一度に押し寄せてくるような味わいと、ザックザクなナッツの食感。
「お豆とれんこんのカレーパン」は、名前のとおり、お豆とれんこんがごろごろ入っていて、食感が楽しく、スパイシーなカレーの香りが食欲をそそります。

HIGU BAGEL&CAFEを営むのは樋口 詠美さん、良枝さん姉妹。湯だね製法・低温長時間発酵で粉の甘みと旨みともちもち食感を引き出したベーグルです。
しっとり感がありつつ、ベーグルらしい皮のひきと弾力が特徴です。石臼挽きの小麦粉をベースにして、小麦本来の味わいを出しています。そのままでももちろん美味しくいただけますが、お好みでトーストすると、外はカリッと、中はもちっとした食感をお楽しみいただけます。
プレーン、全粒粉、チョコチップ、パンプキン、ポパイなど10種ほどのベーグルをご用意しています。旬の食材をあわせた季節のベーグルもお見逃しなく。

江古田駅から徒歩約5分。商店街を抜けると見えるのは、蔦が生い茂った古民家風の建物がパーラー江古田さんです。沖縄の「パーラー」と言われる飲食店を原点としており、まさに井戸端会議の井戸のような店。
いつも愉快なお客さんの笑い声で溢れています。
カウンターの奥には、ゴロゴロ音を立てて麦を挽く石臼が！ここで挽かれた小麦は人気の「カンパーニュ」や「いちじくとくるみのコンプレ」等の多くのパンに使われています。挽きたての小麦ならではの香りや味わいは格別です。信頼を寄せる材料を使って、出来るだけ自分たちの手で美味しいものを作りたいというのがオーナー原田さんの思い。その思いでどれも手間暇を惜しまず丁寧な仕事で作られたパンは、シンプルな材料しか使っていないため、より食材の味をしっかりと感じられます。このお店のパンの特徴はギリギリまで攻めた強い焼き色。麦の旨味を最大限に引き出し、噛み締めた時の香ばしさがたまりません。

船堀駅から徒歩7分、パンとワインの店「チェスト船堀」は、店主の西野文也さんが「パーラー江古田」、「清澄白河フジマル醸造所」を経て、2019年にオープンしました。 カンパーニュ、バゲット、バタール、リュスティックなどシンプルなラインナップですが、それぞれの小麦の特性にあわせた作り方で、小麦自身の個性を引き出したパンを焼きます。
小麦の種類は、北海道の「春よ恋」、青森の「ねばりごし」、東京の「柳久保小麦」、福岡の「ミナミノカオリ」などなど。全国各地の個性ある小麦の味わいをお楽しみいただけます。小麦の違いでこんなにもパンの味わいは異なるのか、きっと驚くはず。
もちろんワインのおともにも最高です。