天の恵み

東京は、久しぶりの雨ですね。
自転車でお店まで通っている(5分程度ですが)ので、最近はポンチョを愛用しています。
雨は、濡れるし、傘をささなければならないし、寒いし、マイナスなイメージが多いですよね。

しかしながら、農作物にとっては、雨と太陽がほどよくないと育ちません。
もちろん、草を食み、乳を出す牛など家畜にとっても同じこと。

雨が足りない地域では、地下水をくみ上げて、灌漑(かんがい)で水を供給したりしていますが、近年、アメリカやオーストラリアなどでは、地下水をくみ上げすぎて、塩害がおきたり、地盤沈下がおきたりと、深刻な事態になっています。
農産物を輸入することは、作物を育てる「水」を輸入していることにほかなりません。
そう考えると、国土の8割が森林で、適度に湿潤である日本は、恵まれた土地だと改めて思います。

雨を眺めながらも、日々の食に感謝。
今日も、みなさんのお越しをお待ちしております。

写真は、北海道酪農の礎を築いた黒澤酉蔵翁が用いた「循環農法図」。古くも今に生きる話です。