忘れないという支援

今日は、昨年の熊本地震から1年。
関連死を含め200人以上の方が亡くなり、いまだ4万人以上の人が、いままで住んでいた家を追われ、みなし仮設住宅を含めた避難生活を送っています。
熊本県阿蘇市阿部牧場のASO MILKを今日から置いております。
ぜひ、この牛乳瓶を見ながら、熊本のことをご友人、ご家族とお話をするきっかけにしていただければと思います。
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さきほど、たまたま清澄白河のカフェ巡りをされている女性お二人がいらっしゃいました。
そこで偶然目にした「ASO MILK」。

北海道のチーズばかりのなか、どうして?という質問から、
熊本の地震から1年たつ日であること、
熊本阿蘇にいる阿部君とのつながりのこと、
たくさんの方々の寄付金を背に、地震直後から熊本に支援物資を届けに行ったことなどをお話をし、
今日という日に、熊本のことを思い起こして欲しいと思い、この牛乳を置いているというお話をしました。
おふたりは、熊本出身で、おひとりは東京在住、おひとりが熊本から出てこられたので、ご一緒に散歩され、偶然チーズのこえに立ち寄ってくださいました。

東京在住の方は、先日熊本に帰省したときに、買いそびれたASO MILK、通販で取り寄せて、みんなに紹介をしようと思っていたとのこと。
「もう1年たったなかで、みんな熊本のことなんて忘れてるだろうな、って思ってたところだったから、ここでASO MILKに会えて、そして、昨年ここ清澄白河から熊本への手厚い支援があったなんて、とても嬉しいです。」
そして、こう続けました。
「忘れ去られることが一番怖い。自分たちが、311のとき、遠く離れた東北のために、本当はもっとできることがあっただろうけど、私たちもひとごとだった。で、すぐに忘れていってしまった。あの人たちの辛苦が、いま本当にわかります。」

「忘れない」という支援。
忘れてないよ、という一言が、どれだけ力になるだろうか。
私は、知っています。
だから、小さくても、やれることを続けていけたらと思います。